人を操る糸を見る力――人を操る能力を持つ「糸使い」の高校生、睦月透真は、失踪した母の手がかりを探るため、連続通り魔事件の調査を始める。しかし、その事件はただの事件ではなかった。
第11回スニーカー大賞の奨励賞受賞作。
タイトルを見てもうちょっとファンタジーな作品だと思ったけど、そうでもなかった。
直接的にしろ間接的にしろ人は誰しも操られてるってのが、僕の感じたこの本のテーマ。
設定は面白いと思ったんだけど、文章とストーリーが残念なことになってた。それぞれのキャラクターの関係性というか、関係の根幹となる部分が薄っぺらに感じられた。特にカタナ→透真と透真→冥。
だから、どこで盛り上がればいいのか僕には分からなかった。
ただ、中盤から終盤にかけて、いかにして読者をだますかって意気込みが感じられたところは面白かった。
読んでて「それはねーだろ」って突っ込みを入れた部分が後で効果的に解消されてた辺りは感心したし、最後の5ページはいろんな意味で面白かった。
カタナの扱いのひどさが泣ける。表紙を張ってるからヒロインかと思いきや、その座は冥にあっけなく奪われて、主人公に散々脱がされて、最後にはヌードを披露する始末。しかも物語の中心にはあまり絡んでこない。
これはあれか、もしかしてお色気要員とか言うやつか。
続きに期待。
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