アジアンを描くと言うよりは、アジアンの周囲を描くことで彼の輪郭が浮かび上がるような、そんな物語が三つ。
ランチタイムのキャラがみんな一癖二癖あって個性が恐ろしく強い。作者の引き出しの多さを改めて思い知らされた。
クラニィがあまりにいい男だから、SIXとのいざこざで殺されたとあったときには衝撃を覚えた。こんなにいいキャラが死んだら記憶に残る思ったんだけど、たしかに本編2巻や3巻を読み返してみるとクラニィが死んだとしっかり書いてあった。
さらに「純情編」であった握手の件まで描写されてあったのには驚いた。つまり、2巻を書いてる時点でこの短編集のあらすじにあるようなランチタイムの物語が頭の中にあったってことで、どんだけ長いスパンで物語を考えてるんだ。

- 薔薇のマリアVer3―君在りし日の夢はつかの間に (角川スニーカー文庫 182-11)

- 十文字 青
- 角川書店 2007-10-01
by G-Tools , 2008/02/07
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